和を想う ~池田社長ブログ~

 竹のように

 玄関先の松飾り、茶道の初釜の花入れなど、お正月にはよく竹を目にします。竹にはどんな意味が込められているのでしょうか?

 竹には節目がありながら、真っすぐに空に向かって伸びていきます。この姿に人々は人生の生き方を読み込みました。いろんな節目を乗り越えて、くじけることなく真っすぐに生きていこう、と。

和を想う・着物歴史・元気の出る話のブログ 和想館

 そして、真っすぐに高く伸びた姿は、天から見た時に目印となりえます。それで、神様が天から地上に舞い踊りるときの依り所となるとも信じられてきました。また竹の根はどんどんと広がっていきます。私は京都で生まれ育ちましたが、京都には竹林がたくさんあります。そして、小学校の先生から地震の時には竹林に逃げこみなさいと教えられました。そのくらいに根が茂り竹は安定しているのです、このことから子孫繁栄の意味ももちあわせているのです。