和を想う ~池田社長ブログ~
入卒の着物
季節柄、「入卒に母として、どんな着物を着ていったらいいですか?」と質問されます。
洋服の場合は、ジーンズなどの普段着ではなく正装と呼ばれるスーツ等で参加しますね。 着物にも、普段着と正装の区別があります。
正装は、盛装と書かれることもあるように、どこか豪華さ、エレガントさが要求されると思うのですが、着物の場合には、糸質や、柄付けに現れます。着物の生地には、生糸と紬糸で織られた物がありますが、生糸の方が光沢があるので、正装には生糸製の着物を着ます(ちりめんが代表的)。
また、柄付けは、縫い目を渉って絵のように描かれているもの(絵羽)が、単純な文様の繰り返し柄より豪華なので、絵羽付けの着物がふさわしいですね。
このような要件を満たしている代表的な着物といえば、「訪問着」や、柄付けが訪問着より控えめな「付け下げ」となりますね。