古い着物

和を想う ～池田社長ブログ～

古い着物

　「母の着物が残っています。自分の着物も着ないままに、箪笥に眠っています。どうしたらいいでしょうか？」といった質問を受けることがあります。

　私は、「着物ほど再利用しやすい衣はない。」 とお答えしています。洋服は体のラインにあわせて裁断する曲線断ちで、生地を切り刻み捨てていきます。それに対して、着物は直線裁ちで生地を捨てませんから、解けば、また一反の反物に戻ります。　「40センチ程度の幅で、1２メートル程の絹の生地をどうするか。」しばし発想を自由に泳がせてみてはいかがでしょうか？　例えば、１,２メートル程度、柄のいいところを切ってテーブルクロスやベッドカバーにできませんか。

　コートの裏地として張り替えれば、とっても粋な世界に一枚の衣に変身。

　勿論、色を染め替えたり、柄を足すなどして着物として蘇らせることもできますよ。

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