和を想う ~池田社長ブログ~

年中着られる「桜」の模様

 

 着物には、桜の文様が多いですが、桜の文様の着物は年中着てもいいんですか? とラジオで質問を受けたことがあります。

 着てもいいですよ。とお答えしました。

和を想う・元気の出る話ブログ・桜文様の着物の歴史・意味

 日本人は、古来より山にさ神さまという神様がいらっしゃると信じてられていました。そのさ神さまが、春になったら山を降りてきて宿るのが、『さ蔵』なのです。

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 さくらが、満開の花をつけるというのは、さ神さまが、そこにいらっしゃる証。桜の花が散ると、さ神さまは稲の苗に宿ります。そして、秋の豊作をもたらすのです。

 つまり、桜は、穀物の豊穣のシンボル。だから、桜をデザイン的に描いた文様であれば、年中着ても構いません。(注:写実的な桜の柄は季節を選びます。)

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 桜吹雪も枯れ、花見シーズンも去ったこのごろですが、さ神様が我々に力をくださるのは、これからなのです。

 

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