和を想う ~池田社長ブログ~

お盆に向けて

 

 お盆に向けて、着物屋ではよく喪服キャンペーンを開催します。喪服とは、黒一色の柄のない無地染めで、家紋が五つ入る着物。正式名称を黒紋付と呼びます。

 黒と白は全ての色を包含する性質があることから最も格が高い色。また家紋は家を背負うので格が高くなり、中でも五つ紋が最高格。ということで、黒紋付は最も格の高い着物であり、慶弔両用の礼服として着られるのです。

黒紋付・お盆の話・和の文化・日本の文化歴史と意味のはなし

 弔いごとの際に、帯から小物まで黒ずくめにする着姿を喪服姿と呼ぶだけ。地方によれば、結婚式で黒紋付を着るところもあるし、宝塚歌劇の卒業式でも黒紋付を着ます。

なり、中でも五つ紋が最高格。ということで、黒紋付は最も格の高い着物であり、慶弔両用の礼服として着られるのです。

黒一色の柄のない無地染めの着物・和服のマナー・意味の話

 五つ紋は、背中がご先祖、両胸が父母。外袖には兄弟姉妹を表し、家族で着る人を見守るお守りなのです。

 それで、女性の19歳の厄払いに紋付を作り、その後に、振袖を着て長い袖に良縁を呼び込むのが、大人への階段なのです。

 

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